引っ越し準備


8/11 700キロの宿便

 昨日、朝起きたらなんとボーコーエンになっていました。抵抗力が落ちている時になりやすいのですが、体力ナシ根性もナシの私は引っ越しアンド暑さのストレスで本番2日前にして本格的にダウンです。激痛で首が回らなくなる(比喩ではなく)というおまけつき。誰か私と交代してください。

 とはいえ休んでいる訳にもいきません。昨日はダンナの職場の人がトラックに乗ってゴミ捨てを手伝いに来てくれました。いや〜捨てるものがこんなにあるとは予想外でした。2トントラックに1回では積みきれなかったのです。ゴミ処理場に直接持ち込んで、不燃物、可燃物合わせて700キロ。物置はからっぽになり、「今まで物置に入っていたものは全部ゴミだったんだなあ」とダンナがしみじみつぶやいておりました。しかし気分はスッキリ爽快。「フリーマーケットに」とか「リサイクルに」とか「廃品回収に」とか思って捨てられずにいた物全部パアァ〜ッと捨てちゃったんですからね。 買い物よりもゴミ捨ての方がストレス解消になるかも知れません。物に埋もれて暮らしている方、一度やってみてはいかがでしょうか。

 余談ですが、手伝ってくれた人は知る人ぞ知る、しかし知らない人は全く知らない、あの「アブクマポーロ」を生産した高沢さんです。史上最強のダート馬を生産した人よりも、史上最強のダート馬を生産した人にゴミを捨てさせたウチの方がエラいのではないか、と排尿痛と残尿感に悩まされつつ一人ほくそえむ私なのでした。

さて、明日12日はいよいよ「グランドクロス」の下での引っ越しです。考えられるトラブルとしては、
1・あつよ発熱。
2・子供が全員発熱。
3・引っ越しの後の飲み会でダンナ飲み過ぎ。
4・引っ越しによるハードディスククラッシュ。
5・一家全員ダウン。
6・海辺に引っ越したとたん大津波襲来。
といったところでしょうか。なるべく早くネットに繋いで更新するつもりですが、このようなトラブルがかなりの確率で考えられますので更新がない場合は「なにかあったな」と思ってください。なんてったって「グランドクロス」だし。では。がんばれ私。ついでにダンナ。


8/10 日頃のツケ

 暑い暑い夏です。5年前、平取に引っ越してきた夏も猛暑でした。ウチの場合、引っ越しの夏は10割の確率で「猛暑」というワケですね。もうしょうがないなあ、な〜んちゃって、ぶわははははは。(←暑さで脳軟化)

 さて、引っ越し準備の中で、案外と、しかし非常に大変なのが「お掃除」です。特に換気扇を中心としたレンジまわりとお風呂ですね。もう拭いても拭いてもこすってもこすっても油油カビカビ油カビ油。次にここに入る獣医さんの奥様はかなりの「きれい好き」とのウワサ。ご本人が「え〜、全っ然そんなことないよ〜、全っ然!」と力強く否定するのはウワサが真実である証拠です。いや、私だって「きれい好き」ですけどね。ただ自分できれいにするくらいなら、少々の汚れはガマンしてしまうだけで。しかし日頃掃除をルーティンワークに組み込んでいない場合、こういう「絶対にきれいにしなければいけない時」がそりゃもう大変なんです。

 ここ数年、目の焦点を合わせないようにしていた換気扇に仕方なくピントを合わせます。完全に「蝿取りリボン状態」。なんか小さい虫がたくさん捕獲されてるし。見つめているとなんか吐き気がしてきそうなので「とっととやっちまうか!」と換気扇をはずしたとたん、大量の油がドロドロドロリ〜ン。少々のことには動じない「山の如し」な私もこの惨状にはさすがに恐怖を感じてしまいました。

毎日コロッケを揚げている肉屋のおじさんの肺って・・・。

ひいいいい、怖いいいいっ!(←いいから早くやれよ)


8/8 花より・・・

 さすがに少々忙しくなってまいりまして、更新が2日も途切れました。楽しみにして下さってる方(いますよね?)ごめんなさい。8/6は昼間引っ越し準備、夜保育所の七夕祭り。8/7は昼間引っ越し準備アンド買い物、夜お隣で飲み会。びっちり忙しかったんです。それにしてもここ2日の暑さときたら尋常じゃないですね。北海道民の皆さん、この暑さもきっとあと1週間、がんばりましょう!

 さて、保育所の七夕祭りで「退所の記念に」と子供らはおもちゃやら文房具やらをいただきました。「次はお母さんに・・・」と言われたので、「うわあ、きっと花束だ、まいったなあ」と花束にめっぽう弱い私は鼻の奥にツーンとした感じを覚えたのですが、

ビールでやんの。


・・・もちろん、うれしかったですよ、ええ。皆が缶の1本1本にメッセージを書いてくれてまして、しみじみ、感動しました。

しかし、私って一体・・・。


8/5 わが家のタイムカプセル

 今日はいくらか涼しくなりました。昨日までは「あづい〜」「ぐあいわるい〜」とモンクばっかり言いながらなにもせずゴロゴロしておりましたが、これでなんとか人心地ついたようです。皆様から励ましのメールをたくさんいただきました。ありがとうございます。

 さて今日は少しばかり荷物の整理をしてみました。子供の絵本やおもちゃなんかはもうドンドコ捨ててしまえるのですが、なんとなく「微妙なもの」だとなかなか踏ん切りがつきません。え?どんなものかって?「高校生の頃、賭けトランプに使ったポーカーチップ」とか「自分のHPが紹介されている雑誌」とか「6年も大学に行って取った獣医師免許」なんかですね。(いや「獣医師免許」は違うか)こういったものはまず大抵「とりあえず持ってくか」なんて箱に入れたりしますね。それでそのまま向こうの押入にしまったままで、次の引っ越しの時にまた「う〜ん、とりあえず・・・」。

 皆様もご存じでしょう。しまってあるものは、なくてもいいものなんですよ。わかっているんですけどね。


8/4 おみつもり

 「ファイト一発!リポビタンD」みたいな営業マンが引っ越し会社からやってきました。引っ越しの見積りの為です。わが家は難易度Cのわかりにくい場所にあるので、期待通り思いっきり迷ってくれたのはうれしいんですが、迷う以前の問題の方が多かったような気がします。
「信号がないんですけど」と信号の手前5キロくらいの地点で電話してくるし。
「町は抜けちゃいました?」と聞いたら
「えっっ?今のは町なんですか?」
「いえ、私の言ってる町は、いちおう商店がたくさん並んでいる地域のことなんですが。」
「う〜ん、じゃ違いますねえ、まだ抜けてないです。」
最後には私も「じゃ、そこまで出て待ってますからっっっ!」と炎天下、赤ん坊を抱いて外に出ていたのですが、ほんの30秒ほどで来るはずなのが、こない。5分くらい待っていたら逆方向からやってきました。「いや〜!迷いましたあ!」だって。

ちゃんと人の説明きいてんのか、あちーんだよ、赤ん坊日射病でコロす気か、コラ。

 さて、2日程前の話。引っ越し代は組合のほうで出してくれるのですが、「らくらくパック」はよっぽどのことがない限り禁止になっているそうです。要するに荷造りは自分でしなさい、ということなのですが、「小さい子供が4人もいる」「しかも一人は赤ん坊」「近くに親戚ナシ」「私の体調不良(不整脈もち)」「地獄のような暑さ」と、これはもう「よっぽどのこと」だろう、だから「らくらくパック」じゃダメなのか!とダンナに言ったところ、「う〜ん、やってしまえばこっちのもんかもなあ」とうれしいことをおっしゃる。そうだよねそうだよね!じゃ「らくらくパック強行」で行こうか!べつに出世したいわけじゃないし、上にニラまれようが会議で問題になろうが痛くも痒くもないしね〜、とお気楽夫婦は一致団結したのですが・・・。

 次の日、ダンナは「一応見積り出して本部に聞いてみたほうがいいかなあ」と弱気発言。なんで?と聞いたところ、なにか問題が起こると結局はすぐ上の人が責任を追及されちゃうんだそうです。平取の責任者Sさんは「このまま平穏無事に定年を迎えられますように」とタナバタの短冊に書いていたというウワサの(うそ)スーパー事なかれ主義者なのだそうで「勝手なことするとSさんがびびるから」と、さすがのダンナも気を遣っているのでした。ま、そんな善良を絵に描いたような人に迷惑をかけるのも忍びないので、一応常識的な金額で、と「台所だけ荷造りを頼む」というセンに落ち着きました。本当は全部頼みたいけどま、台所だけでもやってもらえればかなり楽でしょう。

 しかしね、きょうはまた実に暑い。クーラーないんですからね、結局は東京よりも暑いワケですよ。なんか胃をやられてるらしくて、この私がビールも飲まない。大体ね、チビすけズがいたら普通に生活しているだけでも大変なのにこの上引っ越しなんかしたら倒れちゃいそうです。というわけで、そのうちにこのドキュメンタリーの更新もできなくなるかも知れませんが、ご了承くださいね。いや、できるだけするつもりですけども。


8/3 早速ダウン

 朝起きたらなんかフラフラして吐き気がしました。「お腹が空いてるのかな?」と思い、バナナを1本食べて横になっていましたが、よくなりません。結局ダンナに保育所のお弁当や朝食を作ってもらい、私はずっと寝ていました。過労のようです。って、まだドラムを箱に入れただけなんすけど。

 実は今日、転校の手続きに学校へ行くはずだったんですが、「具合悪いので行けません。また後日にお願いします」と電話したらわざわざ担任の先生がウチまで来てくれちゃいました。書類の準備もモロモロの「費」の精算もすべて済んだそうです。娘が学校に置いていた私物も全部持ってきてくれました。これで転校手続き完了。あっけないものです。夏休み中に引っ越しちゃうので「お別れ会」も「挨拶」もナシ。2学期になったらいなくなってたヤツって、そういえばたまにいたっけなあ。

 転校手続きが済んだので、なんとなく気分もすっきりし、ガス水道電気郵便局友人知人などに電話しました。卵かけゴハンをドンブリ1杯食べてほぼ復活。しかし今日はまたえれー暑いの。疲労回復に昼寝しなくちゃ。


8/2 今度住む町

 さて今日付けで正式に辞令が出されました。特別変更などもなく、内示の通りに転勤が決まりました。現在は日高の平取町に住んでいますが、今度は隣の門別町の端の厚賀(あつが)という町です。位置関係を図で説明しますと、

ちょっと歪んじゃいましたが、いや〜、北海道って広いんだなあ。赤が今いるところで、青が引っ越し先です。車で30分。「なあんだ、近いんじゃん」と思われるでしょうが、町のムードはガラリと変わります。平取はのんびりした山の町ですが、今度は小さな漁港のある漁師町です。すぐ目の前が海で、浜風がびゅうびゅう吹いています。言葉も荒いはずです。小学校には給食がありません。(←あきらめ悪いぞ)私のようなおぜうさま育ちが馴染めるでしょうか。とても心細い(うそ)です。


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