2年前の夏。獣医師バンド「たくらんけ」(北海道弁で”酔っぱらい”の意味)のデビューステージでの私とダンナです。ダンナは金髪に染めた髪に黒いサングラスといういでたちで、農家の人たちに「先生、商売替えしたんすかー?」と声をかけられ「おう、獣医あんまし儲かんねえからよー」などと返事をしておりました。完全にチンピラくんです。かく言う私もこの画像ではよくわかりませんが真っ赤な髪の毛をしております。3児の父と母(当時)は幼子を他人に押し付けてこんなことをしていたんですねー。

母親失格!の「バンドを組んだぞ」は「初ライブでとんでもないことが」と締めくくってありますが、その続きが一向にアップされないことに気付いている方、いらっしゃるでしょうか?実は1本のエッセイになるほどの長さがなかったので、そのままばっくれていたのですが、ちょうどいい機会なのでここに書きます。

いえ、大したこっちゃないんですよ、ただ「ベースが泥酔していた」だけのことだったんですから。

たったこれだけの事ですが、バンドとしてはもうオダブツです。たいていドラムとベースはお互いの音を頼りにリズムをキープしているのですが、泥酔ベーシストにリズムもなにもあったもんじゃないです。しかもアンプのボリュームを意味もなくいじったり、時々「びよ〜〜ん」「ぼんよよ〜〜〜ん」と変な音を出したり、実に困った酔っぱらいだったですよ。全くもう。

ちなみにボーカルのダンナも泥酔してますが、このヒトの場合はむしろいい方に作用しまして、矢沢の永ちゃんばりのステージアクションを見せてくれました。ま、演奏がガタガタだったので全然かっこよくなかったですが。

共済組合主催のビールパーティーでの余興だったんですが、観客は多分500人くらいいたでしょう。そんなに大勢の人の前で大音響のハジをさらした我々でしたが、結構立ち直りは早く、その年の年末には2度目のライブ。ベースに「禁酒令」が出されたのはいうまでもありません。

顔が全然わからない画像で申し訳ないですが、解説もつけときましたので、御容赦を。では。

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