成熟期


16歳の娘の場合

「ねえ、生理中は絶対妊娠しないってホント?」
「そんなことどうだっていいでしょ。早く寝なさい!」


解説

これはいけません。日本の親はいざ必要な時期がくると、こうして逃げてしまいがちです。そりゃあ、すでに娘さんの方がくわしく知っているかもしれませんが、彼女はすでにそういう事態に直面しているかも知れないのです。しかも相手は性欲のカタマリのような同級生かもしれません。娘さんのお腹がふくれてからでは遅いのです。今こそ、きちんと教えるべきでしょう。


17歳の息子の場合

「なあ、コンドーム買うから金くれよ」
「ふざけたこと言ってないで、勉強しなさい!!」


解説

これはもっといけません。男の子はいわば「加害者」になりうる存在です。よその娘さんをはらませてからでは遅いのです。ここできちんと話すべきでしょう。しかし、この年齢の息子が親のいうことを素直に聞く訳がありません。かといってここでお金を渡してしまうのも考えものです。しかし、最も性欲の強い時期でもありますから、やはり彼女がいるのなら5年前の買い置きでも現物を渡した方がいいのかもしれません。でもそうなると親公認ということになり、息子さんは彼女を家へ連れ込みかねません。向こうの親の手前もあります。困っちゃいましたねー。ここはやはり「勉強しなさい!!」でしょうかねえ。


19歳の娘の場合

「ちょっと、××、こっちに来て座りなさい」
「なに?おかあさん」
「いいから座りなさい」
「なによお」
「あなた最近いつも具合悪そうだけど、どうしたの?」

娘、一瞬動揺するが、すぐとりつくろう
「え?あ、疲れてるのかな?」
「そうかしら?おかあさんにわからないと思ってるの?」
「・・・・・・」
しばし沈黙
「あなた、妊娠してるんじゃない?」
「・・・・・・」
「そうなんでしょ?」
「・・・・・・」
「相手は?誰なの?」
「・・・・・・」
「責めてるんじゃないのよ。あなただってもう大人なんだから」
娘、泣きそうな顔でうなづく
「・・・・・・○○くん・・・」
「・・・そう」
母、ため息
「で?どうするの?」
娘、顔をあげる
「どうするって?」
「結婚するんでしょ?」
娘、びっくりした顔で
「じょ、じょーだんじゃないわよ、あたしがなんであんな給料安いヤツと!!!!」


解説

お疲れさまでした。あなたの娘さんはもうりっぱな大人です。自分の将来のことをきちんと考えています。一時の感情に流されるような弱さもありません。あとは本人にすべてまかせるべきでしょう。

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