「TOY TONE COLLECTION '98」
ピエール・バルー主催によるサラヴァレーベルの子供レーベル、ポポ・クラシック・コレクションのアーティストがパリより2組来日。小粋なパリの風、というにはあまりにフリーキーなフレンチポップの最右翼。かわいいもの好き必見。おもちゃ好き必見。音楽マニア必見。
パリと東京の恐るべき子供たちによる、もっとも新しいおもちゃ音楽の祭典です。
1998年2月21日(土)
open 18:30 start 19:30
前売:2700円+D代 当日:3000円+D代
at 吉祥寺 Star Pine's Cafe (0422-23-2251)
武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1(吉祥寺駅中央口徒歩3分近鉄デパートとなり)
前売開始:1/12(月) チケットぴあ および店頭にて(いずれも入場整理番号つき)
-----出演の方々------------
まみちゃん/Mami Chan(from PARIS):マミちゃんは、日本の女の子で、マミちゃんバンドのリーダー。APCのサウンドトラックで既に名前を御存知の方もいるかもしれない。おもちゃ箱をひっくり返したような印象の音楽は、フェリーニの映画の世界にある、一種の毒を感じさせる。アシッド・ニノロータ等とフランスの音楽批評家に言われているとおり、メロディカルな旋律を作るが、本人はパンクを目指しているらしい。
ドラジビュス/Dragibus(from PARIS):フランスの有名な駄菓子の名前“ドラジビュス”を名乗るのは、若い男女デュオ&うさぎちゃん。ヨーロッパのオルタナ系音楽好きを自称する人なら、ドラジビュスを知らぬ人はいない。子供向けのはやし歌数え歌をフランス語・英語・ハンガリー語で歌う超スーパー・ロリータ・ヴォイス女の子、ローは、大学で幼児心理学を研究していた。その相棒のフランクは、世間を小馬鹿にしたようなへなちょこサウンドに定評があるドラマー。ベーシストのうさぎちゃんの正体は、秘密らしい。子供向けジャド・フェア、といった感じ。
オシツオサレツ(TOKYO):おのてつ(pf)とすずえり(vo,accordion,etc)による二人組。
透明感のあるソプラノから超絶コロラチューラ、そしてホーミーまで駆使した変幻自在の鼻歌を、真っ当かつ上品、だけど一本ネジがはずれたすっとこピアノと、半分壊れたアコーディオンにのせてお届け。はにかみやのふたりによる、小粋でねじけた世界最小ダダ・オペラ。
LOVE FURNITURE LOUNGE BEARS/L.F.L.B(TOKYO):極東のDer Planとの呼び声も高いシロクマ3頭(着ぐるみ着用)。メンバーはエコーユナイトの谷口正明(maruta)とライオンメリィと松本正の三人。しかし本人達は「ぼくたちシロクマだもんねー」としたり顔。電子玩具やナツカシの電子ブロック(!)をつかった電子的叙情に満ちたパフォーマンスをくりひろげたかと思えば、変テコな打ち込みにあわせて、わざわざ弾けない楽器をえらんでかき鳴らして見せたりとやりたい放題。「だって僕達シロクマだもんねー」おもしろうてやがてかなしきL.F.L.Bかな。字あまり。
あぐら家具(from ASAHIKAWA):当日の舞台を彩るのは、あぐら家具の原ななえ製作による、まるで動物のようにキュートな家具たち。L.F.L.Bはもともとこのあぐら家具の宣伝用につくられたバンドだったのだ。しかし、遠路はるばる日本にやってくるフランスのお友達にもマッチすることうけあい。当日は舞台全体が大きなおもちゃ箱のようになることでしょう。ああ楽しい。
**マミちゃん及びドラジビュスはフランスのレーベル<サラヴァ>(ピエール・バルー氏主宰)のサブ・レーベル<ポポ・クラシック・コレクション>(ピエール・バルー氏の長男、バンジャマン・バルー氏とその妻にむらじゅんこばるうさん主宰)より、それぞれアルバムを発表しています。日本盤はポリスターより、以下のように発売されます。
マミちゃん「オトナモペー」 97/12/21 発売
ドラジビュス「Barbapoux」 98/1/14 発売予定