さくらレデースクリニック

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子宮内膜症と言われた人に
 子宮内膜症には現代的な標準的な診断法、治療法がありますが、私はこの考えに満足していません。 結論から言えば、子宮内膜症はGnRHアナログ(スプレキュア、リュープリン、ゾラディクス)で治療するのではなく、漢方薬で治療するのが一番正しいと思っています。
 今までの知識を整理すると子宮内膜症の患者さんは生理痛がひどい、腹痛があり、病院に来ます。内診所見、血液検査(CA125)、超音波にて診断します。厳密には腹腔鏡検査をして決めます。
 治療は昔はピル、ボンゾール、今はスプレキュア、リュープリン(薬の作用は女性ホルモンをさげて、子宮内膜が発育しないようにする)が主流です。腹腔鏡による手術で患部を焼いたり、癒着をはがしたりします。ですが、私は治療法に漢方を考えています。駆瘀血剤と呼ばれる桂枝茯令丸(けいしぶくりょうがん)、桂枝茯苓丸加よくいにん、大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、腸癰湯(ちょうようとう)を使います。


 チョコレート嚢腫は内服薬のスプレキュア、リュープリンは効きません。長い針によるチョコレート嚢腫の吸引、アルコール固定は効きます。しかし漢方の桂枝茯令丸(加よくいにん)をのむだけでチョコレート嚢腫がちいさくなります。症例数が少ないため現在も確認中ですが有効です(チョコレート嚢腫自体はMRIで確認し、大きさは超音波でみます)。右画像参照


 排便時に痛い、芯がジンジンする。便が通過する時、痛い。子宮内膜症が直腸の部位にあり、便が降りてくると患部が拡がり、こすられます。とても痛い。また、ほてり、腋の下の汗がひどい。大黄牡丹皮湯、あるいは腸癰湯(ちょうようとう)をつかいます。薬の副作用のため下痢になりますが、その後、工夫するとうまく快方に導けます。


 漢方ではお腹の痛み、月経痛の原因として瘀血(古い血のとどこうり)という考え方があります。そこに駆瘀血剤(瘀血をとるくすり)を使うと生理痛は少なくなり、腰痛もとれます。さらに漢方の世界では瘀血の原因として気のとどこうりを考えています。”気“の世界なので証拠の画像には残せないのですが、患者さんの話から気のめぐりが悪くなること(お腹が張る、お腹が痛い)が瘀血のひとつの原因であることを確信できます。気のめぐりも漢方でよくします。(抑肝散加陳皮半夏)つまり、子宮内膜症を予防できるのではないかと考えています。他の病院では子宮内膜症を漢方でなおすとは言われないと思いますが、漢方(駆瘀血剤)は現代の標準的な方法、スプレキュア、リュープリンと比べて副作用の更年期障害が生じない。腹腔鏡などの外科的な方法と比べて入院、手術の手間がいらない、などすぐれた利点を備えています。
治療前のチョコレートのう腫 (46mm)
漢方治療3ヶ月経過 (30mm)
漢方治療10ヶ月経過 (のう腫消失)

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